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小説

短編小説なのだ
少し前に書いたのを改良して書いてみます。


覚めない夢

男がいた。
男は明晰夢にハマっていた。
明晰夢というのはリアルな夢でこれは夢だと理解し、夢を思うようにすることができる夢だ。
空も飛べるし
どんなこともすることができる。
男はこれをストレス発散等に使っていた。
夢の中では大企業の社長であったり
またある夢ではモテモテであったり

そんなある日男は会社の重要書類のミスがきっかけで会社をクビにされてしまった。
男は家に帰る…が
男には妻がいない。
男は一人で嘆き、暴れるがやがて虚しくなって寝ることにした。

…明晰夢を見続けたせいかえらくリアルな夢だ。
しかし精神的に疲れているのでうまく思う通りに夢を動かせない。
男はつまらなくなり、目を覚ました。
…が
そこは現実なのか…?
男はもう一度目を覚ましてみた。
同じ風景が見える
…ここが現実かどうかわからない…
男は怖くなってもう一度目り覚ます。
また同じ風景が目に飛び込む。
嫌な予感が男の脳裏にはしった。
男はもう一度目を覚ました。

もう一度目を覚ます。
もう一度目を覚ます。
もう一度目を覚ます。
もう一度目を覚ます。
もう一度目を覚ます。
もう一度目を覚ます。
もう一度目を覚ます。
もう一度目を覚ます。
もう一度目を覚ます。
もう一度目を覚ます。
もう一度目を覚ます。
もう一度目を覚ます。
もう一度目を覚ます。
もう一度目を覚ます。
もう一度目を覚ます。
もう一度目を覚ます。
もう一度目を覚ます。
もう一度目を覚ます。
もう一度目を覚ます。
もう一度目を覚ます。
もう一度目を覚ます。
もう一度目を覚ます。
もう一度目を覚ます。
もう一度目を覚ます。
もう一度目を覚ます。
もう一度目を覚ます。

なんどもなんども必死に目を覚ました。
もう何回目かわからない。
男の中では3時間近く時間がたってるような気がした。
そしてまた目を覚ます。

なにもない、
真っ白な空間が目に広がる。
男は少し疑問に思いつつ、目を覚まそうとする

覚めない
なんどやっても覚めない。
どうやっても覚めない。

男はやがて
ここが現実なのではないかと思い始める。
今まで現実と思ってたものは、本当は壮大な夢なのではないか…と。
もしかしたら、地球…宇宙…いやこの世界すらも自分が夢を見てるだけなのかもしれない。
自分はもしかしたら生物ですらなく、他のなにかが人間になってる夢を見てるだけなのかもしれない。
本当はそれすらも夢なのかもしれない。
死ぬことすら夢、
生きてることも夢、
だとしたら何が現実なんだ。

なにもない空間で
男はなにかに絶望し
男は最期をつげた。


死んで目に映ったものは

夢。





なにかよくわからん小説でしたねww
でもよく考えてみてください。
あなたが見ているその世界、
絶対に夢じゃないと
断言できますか?